私たちの生活に定着しつつあるSDGs。
「持続可能な開発目標」と邦訳されるこの国際目標は、17のゴールと169のターゲットから構成され、「地球上の誰一人を取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。
17のゴールは何となく思い浮かぶものの、169のターゲットは聞き馴染みがない方もいらっしゃることでしょう。
そこで今回は169のターゲットの意味をはじめ、家づくりとSDGsとの関わりについてご紹介。
また、17のゴールについてはこちらの記事に詳しく書いていますので、ぜひ合わせてお読みください。
169のターゲットとは
17のゴールは画像のアイコンで見ると「貧困をなくそう」「すべての人に健康と福祉を」など、わかりやすい言葉でまとめられていますが、実際はもう少し長く、「貧困をなくそう」は「あらゆる場所で、あらゆる形態の貧困に終止符を打つ」であり、「すべての人に健康と福祉を」は「あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を推進する」など、固めの印象を抱く言葉になっています。
しかし、抽象的な表現で留められていることには変わりなく、それらのゴールが達成できたかどうか判断する具体的な基準こそ、169のターゲットです。
具体的な数字を設定
たとえば「3.すべての人に健康と福祉を」の場合、具体的な13のターゲットが設定されています。
例えば3.2は「全ての国が新生児死亡率を少なくとも出生1,000件中12件以下まで減らし、5歳以下死亡率を少なくとも出生1,000件中25件以下まで減らすことを目指し、2030年までに、新生児および5歳未満時の予防可能な死亡を根絶する。」など、具体的な数字目標が設定されています。
具体的な方法を設定
ターゲットには、3.2のように、数字で分類されたターゲットと、3.aのようにアルファベットで分類されたターゲットがあります。
ちなみに3.aは「すべての国々において、たばこ規制枠組条約の実施を適宜強化する。」です。
具体的な数字ではなく、そのゴールを達成するための具体的な方法もまた、169のゴールとして設定されています。数字で分類されたターゲットが具体的な数字を掲げるもので、アルファベットで分類されたターゲットが具体的な方法を掲げるもの、ということができます。
家づくりとSDGs
前述した「3.すべての人に健康と福祉を」において、3.2は子どもの健康におけることでした。
家づくりには関係のない話、と思われるかもしれませんが、安心して暮らせる家づくりもまた、子どもの健康を維持するためには非常に重要です。
消費者庁が令和2年4月から5月末までの期間に行った調査(※1)によると、14 歳以下の子どもがいる 3109 人のうち 、756 人(24%)の方が、家の中での子どもの事故又はヒヤリ・ハットの経験があると回答していました。
ヒヤリ・ハットとは事故にはつながってはいないケースであり、24%という数字もどのように感じるかは人それぞれです。
しかし、子どもの動きは予測がつかないうえ、ずっと目を離さないでいるのも困難です。そのため安心して暮らせる家づくりは、子どもの健康、ひいて生命を守るためにも、非常に大事な視点と言えるでしょう。
※1 消費者庁HP 家の中の事故に気を付けましょう!
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