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住まいと省エネ~改正建築物省エネ法って知ってる?~

これからマイホームを建てようという方にぜひ知っておいてほしいのが2025年に施工される「改正建築物省エネ法」。
今回の改正で省エネ基準適合義務の対象が拡大され、すべての新築住宅に省エネ適合義務が課せられます。
つまり、2025年4月以降に建てる家は省エネ基準に適合した家でなくてはならない、ということになったのです。

改正建築物省エネ法とは?

正式名称は「建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律」といい、2018年4月から段階的に施行されています。
この法律は日本においてエネルギー消費量の約3割を占める建築物分野に対し、建築物の省エネ性能の向上を図ることなどを目的として制定されました。住宅に省エネ基準が設けられたのもそのためです。

省エネ基準とは

やはり皆さんが気になるポイントは「省エネ基準とは何か」でしょう。
省エネ基準には住宅の窓や壁の「外皮基準」と冷暖房などの設備器具の「一次エネルギー消費基準」の2つが挙げられます。
わかりやすく言えば、効率的にエネルギーを使用できるよう、断熱性、保温性が優れている住宅や、なるべく省エネ効果の高い設備を備える必要がある、ということです。

外皮基準とは

屋根、窓、外壁などに設けられた基準で、断熱性能(外皮平均熱貫流率:UA)と日射遮蔽性能(冷房期の平均日射熱取得率:ηAC)で示されます。
この基準は床、壁、窓など外気と接している外皮面積から逃げる熱量を求め、外皮面積の合計で割って求めます。数値が小さいほど省エネ性能が優れているとされています。

一次エネルギー消費基準とは

この基準は「暖冷房設備」、「換気設備」、「照明設備」、「給湯設備」、「その他設備」のエネルギー消費量を合計して算出します。
この合計値が、平成11年基準相当の外皮と標準的な設備で算定した基準一次エネルギー消費量以下となることが求められています。
ただ基準値は地域区分などで異なるほか、太陽光発電装置など、エネルギー利用効率化設備による発電量が、エネルギー削減量として差し引くことができます。

まとめ

今回ご紹介したのはあくまでざっくりとした基本であり、お住まいの地域や家の広さによって気をつけなければいけない点は異なります。

ヘスタホームは札幌、東京、名古屋、大阪、熊本、沖縄にショールームがございますので、実際の家を見ながらお話することも可能です。家づくりに興味がある方は、ぜひお気軽にヘスタホームにご相談ください。

参考:国土交通省 建築物省エネ法について