もはや私たちの生活の一部として根付きつつあるSDGs。持続可能な世界のため、2030年までに世界が達成すべき17のゴールが設定されています。
そのうちの15番目の目標は「陸の豊かさも守ろう」。14番目の「海の豊かさを守ろう」に続く形で提示された目標は、今も進行している砂漠化を防ぐことで、生物が生きられる環境を保全し、豊かな生態系を守っていこうという趣旨の目標です。
木造住宅とSDGsとの関わり
木造住宅は木を伐採して家を建てているのだから、むしろこの目標とは相反するのではないのか?と思う方はきっと多いことでしょう。
確かに、森林面積は年々減少しており、環境問題の面からも森林保全は実に重要な課題です。ですが持続可能な開発目標とは、資源を持続的に活用していくため、どのような環境を整えていくか、というところに主眼が置かれます。
その観点から、木造住宅は「住宅でできるSDGs」として高い注目を集めているのです。
SDGsが目指す森林とは
ただ、資源を持続して補給するためには、まず資源を増やすことが重要では?と思われることでしょう。それはその通りですが、むやみやたらと資源を増やせばいいという訳ではありません。木に関して言えば、木が育つためには何十年という時間がかかりますし、植林する場所もきちんと選ぶ必要があります。
だからこそ森林を育て、管理するためには長期的な計画が必要となり、時には計画的な伐採も必要となります。植林と伐採、そのバランスを取ることで、循環型の森林が生まれます。
SDGsの目指す森林とは、まさにこの循環型森林なのです。
木造住宅は循環型森林の一部
植物は光合成によって温室効果ガスを吸収し、酸素を排出するはたらきがあります。地球温暖化によって森林保全が強く訴えられるようになったのもこのためです。
ただ、ここで特筆すべき点が「木々は吸収した二酸化炭素をため込む」という点。この木材を燃やすことでさらに二酸化炭素が空中に放出されることになりますが、それを建築用に使用すれば、温室効果ガスは放出されることはありません。そして伐採した木材の後にまた植林することで、二酸化炭素を吸収する木々が育っていきます。
木造建築は、まさに持続可能な開発目標に合致する住宅なのです。
まとめ
ヘスタホームではIoTなど時代の最先端を担う技術はもちろん、SDGsなどさまざまなニーズに合わせたマイホーム建設のご相談も随時受け付けております。
札幌、東京、名古屋、大阪、熊本、沖縄にショールームがございますので、実物を見たい、という方のご要望にもお応えできます。家づくりに興味がある方は、ぜひお気軽にヘスタホームにご相談ください。