6月は全国的に梅雨入りが始まる季節です。雨の中の外出もなかなかに憂鬱ですが、室内のジメジメした空気もうっとうしいものですよね。室内での快適な湿度は一般的に40~60%と言われていますが、雨の日は湿度100%という日も珍しくありません。
家の中で快適に過ごすためにも、湿度調整は非常に重要です。もちろんエアコンでの調整は簡単ですが、電気代のことも考えれば、まずにジメジメしにくい家づくりを心掛けていきましょう。
そもそも湿度とは?
まず私たちが普通に使っている「湿度」という言葉について、簡単に振り返っていきましょう。
湿度とは簡単に言えば「空気中に含まれる水蒸気の量」を算出したものです。水の量ではなく、水蒸気の量というのがポイントです。
そのうえで私たちが「湿度」と呼んでいるものは、基本的に「相対湿度」と呼ばれるもので、空気中に含む水蒸気の最大量(飽和水蒸気量)で、現時点での水蒸気の量を割ることで算出されます。よって私たちが良く目にする「湿度〇〇%」というのは、現時点の空気中の水蒸気量が、最大水蒸気量と比べてどれだけなのか、というのを明示したものとなります。
家を長持ちさせるためにも、湿気対策は重要
湿気くらいエアコンで我慢できるし、そこまで意識しなくても、と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、油断は禁物。湿気はカビの温床ですし、押し入れやロフトなど、気づきにくいところでカビがどんどん繁殖している可能性があります。
もちろん、住んでいる場所や家の立地などでさまざまですが、もし日当たりが良くない、湿度の高い地域に住んでいる、という方はぜひ気に掛けておきましょう。
調湿効果のある床材や壁材を使用しよう
調湿とは、湿度の高い時には湿度を下げるよう水蒸気を吸収し、湿度の低い時には湿度を上げるよう水蒸気を放出することです。この調質機能のある材質を使用することで、乾燥にも湿気にも強い家づくりが可能となるでしょう。
ただ、どれだけ効果があるか不安な方もいらっしゃることかと思います。現在は日本産業規格(JIS=Japanese Industrial Standards)が調湿性能についても定めていますので、もし気になる方はJIS規格に適合した材質を探してみましょう。
気密性の高い窓にしよう
気密性が高いと空気の入れ替えがしにくいのでは?と思うかもしれませんが、通気性の良さと気密性の良さはまた異なります。
空気を入れ替える時にきちんと入れ替え、外気の侵入を防ぎたいときはきっちり防ぐことで、室内の調湿、調温がしやすくなるのです。窓は外気を家の中に入れる一番大きな入り口ですから、外気が侵入しにくいよう、二重ガラスにしたり、気密性の高い窓にすることで、湿気対策にもなるでしょう。
まとめ
ヘスタ大倉ではマイホーム建設のご相談も随時受け付けており、調湿性能も含め幅広いご要望にお応えしたマイホームづくりが可能です。
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