家を建てるうえで重要なポイントになりつつあるのが「断熱性」。2025年に施工される「改正建築物省エネ法」によってすべての新築住宅に省エネ適合義務が課せられ、断熱性が一定基準を満たす住宅を建てる必要があります。
中々目に見えて分かりにくいこの「断熱性」ですが、過ごしやすい家づくりにおいては欠かせない視点ですから、マイホーム建設をお考えの方はぜひ断熱性の優れた家もご検討ください。
断熱性とは
断熱性とは、外気温に左右されず、屋内の温度を一定に保てる性能のことで「断熱等性能等級」が高いほどその性能が優れているとされています。
この等級は天井や壁や床など、住居における主な外皮の断熱材の性能を示すもので、高性能な素材を使用するほか、断熱材が厚ければ厚いほど断熱性能が高い傾向にあります。
なおこの等級は「住宅の品質確保の促進等に関する法律(通称:品確法)」によって定められており、2022年には断熱等性能等級に6、7が新設されました(2023年4月1日施行)。
2025年に施工される「改正建築物省エネ法」では、断熱等性能等級が「4」の住居を求められます。さらにその上の性能である等級5がいわゆる「ZEH」基準の性能であり、2023年より示された等級6,7はそれをさらに上回る断熱性の住居ということができます。
改正建築物省エネ法については下記の記事でご紹介しておりますので、こちらもご覧ください。
断熱材の種類
断熱材には、大きくわけて2つの種類があります。
繊維系断熱材
これは繊維の隙間に空気を閉じ込めて断熱材にしたものです。新聞紙などを原料としたセルロースファイバーといった「木質繊維系断熱材」と、ガラスを原料としたグラスウールといった「無機質系断熱材」などがあります。
発泡プラスチック系断熱材
これは、プラスチックを発泡させ、気泡の中に空気を閉じ込めた断熱材です。ウレタンや、皆さんにも馴染み深い発泡スチロールの原料であるポリスチレンなどを原料に発泡体を作成し、ボード上の断熱材にします。
断熱材の選び方
断熱性能
まず何よりも、断熱性能が優れているものを選びたいですよね。前述した「断熱等性能等級」を参考にしつつ、予算や建てたい家の理想系を考えながら選んでいきましょう。
不燃性
また火災時の安全性を考えれば、燃えにくさも重要なポイントです。断熱性の原材料によって燃えにくさにも違いがありますから、ぜひ相談して決めていきましょう。
耐久性
また折角高性能の断熱材を用意しても、1,2年でボロボロになってしまっては意味がありません。素材として長持ちするかどうかはもちろん、カビや虫への強さも一緒に見ていきましょう。
まとめ
ヘスタホームではマイホーム建設のご相談も随時受け付けており、断熱性はもちろんのこと、幅広いご要望にお応えしたマイホームづくりが可能です。
また札幌、東京、名古屋、大阪、福岡、熊本、沖縄にショールームがございますので、実物を見たい、という方のご要望にもお応えできます。家づくりに興味がある方は、ぜひお気軽にヘスタホームにご相談ください。