長い混乱を生んだ新型コロナウイルス感染症も、2023年5月8日以降、5類感染症へと移行しました。マスクも自己判断となり、今年のお盆は訪日外国人観光客の回復もあって、観光地も賑わいが戻ってきているようです。
しかしそういった状況も受け、感染者は増加傾向。感染経路として変わらず挙げられているのが「家庭内感染」です。コロナウイルス感染症に限らず、感染経路として家庭内感染は多く見受けられます。もし体調に不安があるご家族がいらっしゃる方や、お仕事柄病気に気をつけたい方は、感染症対策も考慮した住まいづくりを考えてみましょう。
感染経路を把握しよう
感染症対策に必要なことは、感染経路を把握したうえで対策することです。特に新型コロナウイルス感染症やインフルエンザといった感染症は「飛沫感染」と「接触感染」が主な経路と言われていますので、この2つの感染経路を遮断できる住まいづくりを考えてみましょう。
飛沫感染
感染者のくしゃみや咳といった飛沫と一緒にウイルスが放出され、そのウイルスを口や鼻などから吸い込んで感染する感染経路です。
接触感染
感染者が手や口に触れたあと何かに触れ、その何かに別の人が触れ、その手で口や鼻を触ると粘膜から感染する感染経路です。
感染症対策に必要なことを知ろう
菌を持ち込ませない
感染症対策の難しいところは、菌を保有している人は必ずしも発症するわけではないということ。そのため菌を保有していても元気な人もいますし、そんな人と接していて気付かぬ内に感染していることもあります。必要なことは、菌をなるべく家庭内の生活拠点に持ち込まないということです。
こまめな換気
前述した飛沫感染など、くしゃみや咳で放出されたウイルスは、密閉された空間に長く留まります。そのため換気しやすい住まいづくりは感染症対策を考えるうえで必須と言えるでしょう。
感染症対策を考えた住まいづくり
玄関洗面所やシュークローゼット
家の中に菌を持ち込まないためには、玄関先で除菌できる場所があるとよいでしょう。そのため、玄関のすぐ近くに洗面所を作って手洗い、うがいをするほか、靴や鞄、コートなど菌が付着した可能性のあるものを、玄関先で収納できれば家内への菌の持ち込みを防げます。
換気システム
2003年以降に建てられる住宅では、24時間換気システムの設置が義務付けられています。これは24時間スイッチを入れておくことで換気できるシステムですので、特に感染症が気になる方は付けておきましょう。ただ、外気を取り入れれば当然気温は上下しますので、オススメなのが、外気の気温を調整して室内に取り入れることができる熱交換換気システムです。ぜひこちらもご検討ください。
ヘスタホームではマイホーム建設のご相談も随時受け付けており、感染症対策はもちろんのこと、幅広いご要望にお応えしたマイホームづくりが可能です。家づくりに興味がある方は、ぜひお気軽にヘスタホームにご相談ください。