今年の夏も暑いですね。東京都八王子市では気温39.1度を観測。北海道函館市でも35度を記録するなど、日本全国で猛暑日(最高気温が35度以上)が、もはや当たり前のようになってきました。
環境省によれば、世界平均気温は上昇し続けており、最近30年の各10年間は、1850年以降のどの10年間よりも高温を記録しています。地球温暖化対策はSDGs(持続可能な開発目標)にも当然……と思うかも知れませんが、良く目にするカラフルな17のゴールの中に「地球温暖化」という文字は見当たりません。
もちろん、地球温暖化はSDGsの中でも大きなテーマであり、目標は当然立てられています。該当番号は13。「気候変動に具体的な対策を」にそれが内包されているのです。
気候変動とは?
気候変動とは、その言葉自体は気温および気象パターンの変化を差します。気候変動には「自然的な要因」と「人為的な要因」があり、自然的な要因で言えば、例えば火山の噴火や、海洋の変動、太陽活動の変化などがあります。火山の噴火では、大気中に火山灰の微粒子が流入します。これは太陽光を散乱する効果を持つため、地表に熱が届かず、結果気温が下がる要因となるのです。
これに対し、人為的な要因として挙げられるのが、温室効果ガスの使用や森林破壊などです。石油・石炭といった化石燃料を使用することで発生する二酸化炭素は、地球温暖化を引き起こしています。
気候変動は地球温暖化が特に重要な課題ではありますが、人為的な要因のみならず、自然的な要因でも起きうるため、このようなゴール設定になっているのです。
家づくりと気候変動
そして、家づくりと気候変動は、決して無関係ではありません。家は生活の拠点ですから電気・ガスといったエネルギーを使用しますし、そもそも家を建てるにあたり、多くの資材を使います。家づくりを進めるにあたって、重要な視点は2つです。
高断熱高気密な住まいを
日常生活において電気消費が大きいもの、それがエアコンです。「じゃあ我慢すれば」なんて、連日猛暑が続く中推奨できません。だからこそ必要なのが、外気から入ってくる熱も、出て行く熱もシャットダウンし、なるべく一定の温度を保てる家づくりです。
耐久性能の高い住まいを
また、耐久性が低くすぐ損壊してしまうような家は資材がたくさん必要になりますし、まずお金もかかります。家事や水害、シロアリなど家の損壊理由はさまざまですが、それに強い家づくりを考えていきましょう。
ヘスタ大倉では建築物省エネ法に基づく省エネ性能表示制度「BELS」において最高評価の5つ星を標準仕様とし、また太陽光発電の家づくりも可能です。また自社プレカット工場で加工された製材を使用した、地震に強く耐火性能の高い2×4 工法を採用するなど、断熱性、耐久性ともに考慮した家づくりを心がけておりますので、お困りの際はぜひ一度ご相談ください。
参考:環境省COOL CHOICE「地球温暖化の現状」
国際連合広報センター「気候変動とは?」