2020年、ハウスメーカーが新築する注文戸建住宅において、省エネ基準を満たす住宅「ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」が約半数を占めるようになりました。「ZEH」では「太陽光発電」の導入が推進されており、2022年には東京都で新築住宅の太陽光パネル設置を義務化するための条例が可決されるなど、これからの時代、マイホームを建てる際に「太陽光発電」の導入はどんどん推進されていくと見ていいでしょう。
ZEHについてはこの記事で詳しく触れていますので、こちらも合わせてご確認ください。
太陽光発電とは
太陽光発電とはシリコン半導体などに光が当たると電気が発生する現象を利用し、太陽の光エネルギーを太陽電池により直接電気に変換する発電方法で、導入数は年々増えており、それに合わせ導入コストも減少傾向にあります。
電気代が高騰するなか、自家発電できる太陽光発電は省エネ対策はもちろん、家計の助けにもなり、充分検討の余地があると言えるでしょう。
住宅の太陽光発電が義務化に?
2022年に話題になった東京都における太陽光パネル設置の義務化ですが、まずこれは東京都の条例ですので、東京都外にお住まいの方には適応されないことはご留意ください。
さらに、制度では義務の対象は、住宅を購入する皆さんではなく、都内で住宅を提供する「大手住宅メーカー」です。この大手住宅メーカーとは、都内で提供した住宅の延べ床面積の合計が「年間2万平方メートル以上」であり、これ以下のメーカーにも適用されないことは覚えておきましょう。
都への報告が義務化に
この大手住宅メーカーに義務づけられたのは「都への報告」です。メーカーは太陽光パネルを含む再生エネルギーの発電設備を設置できる新築住宅(面積の上限アリ)の数に、地域ごとの日当たりの条件に応じた係数などを掛け合わせて算出された発電容量の達成状況を毎年都に報告することが義務づけられます。つまり、大手住宅メーカーは太陽光発電がどれだけ導入されているかを報告する義務が生まれた、ということです。
達成基準や罰則はありませんが、取り組みが不十分だと判断され、改善が見られなかった場合は事業名の公表を検討しているとのこと。
2025年4月から導入が検討されているこの制度が、太陽光発電の推進につながっていることは確かでしょう。
省エネ住宅もヘスタ大倉にご相談ください
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