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いつまでも綺麗な家には秘密がある!外壁塗装のグレードや機能の違いについて

新築した時のまま、できるだけ長く美しい外観を保ちたいマイホーム。そこでこだわっていただきたいのが外壁塗装です。塗料のグレードや種類によって、耐用年数が異なる他、遮熱や断熱といった機能面にも大きな違いがあります。今回は、外壁塗装の種類・グレード・機能などを詳しく紹介してみます。

外壁塗装選びが、家の寿命を決める

どんな家も長く住んでいると、徐々に劣化が目に付くようになっていきます。中でも、外観の印象を左右する外壁部分は、汚れやひび割れなどが起こりやすい箇所。長く綺麗な状態を保っていくには、適切な時期に塗装を塗り替える必要があります。ですが、新築した際に、耐久性の長い塗料を選んでおけば、頻繁に塗り替える必要はありません。また、塗料のグレードや種類によっては、いろんな付加機能を住宅に加えることも可能。予算やニーズに合った塗料を選ぶことが、住宅寿命を長くするコツです。

コストと機能のバランスに優れたアクリル塗料

外壁塗装で最も一般的な塗料が、アクリル塗料です。発色がよく施工もしやすい特徴がありながら、価格も抑えられコストパフォーマンスにも優れています。主成分にアクリル樹脂が採用されているため、非常に軽く重ね塗りにも最適。身近なところでは、家電などにも多く使われている塗料です。艶やかな光沢が美しい点も特徴ですが、耐用年数に関しては他の塗料に軍配が上がります。3~8年程度での塗り替えが必要ですが、頻繁に塗り替える必要がない箇所であれば、アクリル塗料でも十分と言えるでしょう。

耐久性に優れた万能タイプ・ウレタン塗料

耐久性が問われる自動車パーツに多く使われているのが、ウレタン塗料です。金属や木材など幅広い素材に使えて、万能タイプの塗料とされています。主成分はウレタン樹脂。とても柔らかい性質を持っていて、塗り面の素材を問わず、複雑な形状でも施工しやすいというの特徴。弾力性にも優れているので、伸び縮みするような箇所にも最適です。価格も抑えられていますが、耐用年数は5~10年程度。アクリル塗料よりは硬度が高くて剥がれにくいのですが、10年サイクルでの塗り替えが必要です。

外壁塗料の主流になりつつあるシリコン塗料

機能性と価格のバランスに優れていて、現在の住宅外壁塗料でスタンダートなっているのがシリコン塗料です。耐用年数が7~15年と長く、住宅メンテナンスの費用対効果を考えると、ベストな選択と言えるでしょう。主成分はシリコン樹脂で、浸透性が高く結露が発生しにくい点が、住宅に向いている理由の一つ。耐久性・耐水性の良さを考えても、総合的に最も優秀であり、すでに多くの住宅で採用されているため、実績から考えても間違いの少ない塗料です。

雨にも日光にも強い高機能タイプ・フッ素塗料

フッ素加工のフライパンのようにツルツルな仕上がりで、耐熱性・耐久性にも優れているのがフッ素塗料です。耐用年数は、およそ15年。酸性雨に強く、紫外線に対する耐性もバツグンです。汚れや花粉などが付着しにくく、たとえ汚れたとしても雨が異物を洗い流してくれます。そのため、ビルなど高所での作業が難しい大型建築物に採用されるケースが多く、外観を美しく保ちたいというニーズにもマッチします。新築からほぼメンテナンスフリーで外壁を維持できるという素晴らしい塗料ですが、高価な点がデメリット。そのため、外壁全体に施工するのではなく、汚れやすい部分や耐久性が問われる屋根だけに採用する場合が多くあります。

最長20年の耐久性も可能なセラミック塗料

セラミックとさまざまな樹脂を組み合わせて、多彩な機能性を持たせるのがセラミック塗料の特徴。断熱性に優れた塗料、遮熱性が高い塗料など、設計した通りの機能を生み出せます。例えば、耐用年数に優れたフッ素素材と組み合わせると、なんと最大で20年まで耐久性を高められます。その一方で、水を弾かない親水性が高いため、汚れが付きにくいという特徴もあり、メンテナンス性が高い点でも選ばれている塗料です。

マイホームに最適な外壁塗料を選びましょう

今回紹介した塗料の他にも、複数のタイプを組み合わせた塗料や光触媒を採用した機能性の高い塗料など、さまざまな製品が販売されています。そのため、素人が安易に選べない難しさがありますが、そんな場合はぜひ住宅のプロにご相談ください。マイホームの購入予算や使用環境、ご希望に応じて、最適な外壁塗装選びが可能になります。ヘスタホームでは、住宅づくりに関する幅広いご要望を伺い、豊富な実績を基にしたアドバイスを行っています。マイホーム購入の参考になる情報もたくさんあるので、気軽にお問い合わせください。