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【みんなのためのバリアフリー】バリアフリー住宅の基本をおさらい

オリンピックイヤーとなった2024年、パリパラリンピックにも多くの注目が集まりました。スポーツを通じた障がい者支援への関心も高まった中、住宅づくりでもバリアフリーの重要性がフォーカスされています。とは言え、バリアフリー住宅は障がい者の人だけのものではありません。高齢者や小さな子どもが安心して快適に暮らせる家づくりにおいても、バリアフリーはとても重要な意味を持っています。バリアフリーの基本から学び直してみましょう。

建築用語から始まったバリアフリー

バリアフリーという言葉は、物理的な意味だけでなく、精神的な障壁などにも使われる言葉ですが、本来は建築用語の一つです。建物の段差をなくしたデザインなどを広くバリアフリーと表現していました。

バリアフリーが進化してバリアフリー住宅が誕生

現在では、誰もが安心して暮らせる家全般をバリアフリー住宅と呼んでいます。さらには、日常のメンテナンスやハウスクリーニングに手間がかからない住宅や高度な空調管理で快適な住空間をもたらす住宅なども、バリアフリー住宅と言われるようになっています。

ハンデがある人だけのためではないバリアフリー住宅

バリアフリー住宅は、すべての人に恩恵をもたらすものです。例えば、若い人でも体調が悪かったりケガをしたりしている時などには、毎日の暮らしにストレスを感じます。また、妊婦の方にも大きな負荷がかかることは珍しくありません。小さなお子さんがいる家庭も同様でしょう。不便であったり、危険な箇所があったりする住空間にならないよう、みんなに優しい家を作ることも、バリアフリーの意味に込められています。

ストレスのない快適性が手に入る

大人なら気にならない段差や階段も、小さな子どもたちや高齢者にとっては大きな障壁であり、時には危険も伴います。段差につまずいて転んでしまう心配があるような家では、ストレスも大きくなってしまいます。また近年問題となっているのが、ヒートショック現象。大きな温度差が生まれるような環境が原因で、心筋梗塞などを引き起こす恐ろしい現象です。特に冬場の浴室での事故が多く、断熱性に優れた住宅づくりは、健康寿命を伸ばす上でも注目されています。

介護や補助がしやすくて、受けやすい

車イスでの生活などを想定したバリアフリー住宅は、介護や補助を受ける人にうれしいだけでなく、介護をする人にも大きな恩恵をもたらします。浴室やトイレはもちろん、車イス移動を想定した広い廊下やスロープなどは、低予算でも十分にできるバリアフリー住宅の基本です。将来の暮らしもイメージして、マイホームに取り入れてみてはいかがでしょうか。

バリアフリーのさらに一歩先にあるユニバーサルデザイン

ハンデがあってもなくても、高齢者も子どもも誰もが快適な暮らしができるバリアフリー住宅。現在では、ユニバーサルデザインの一部として住宅設計に取り入れられています。

段差や階段のないフラットなフロアをはじめ、長時間の調理でも負担にならない座れるキッチン、家事動線にストレスのない間取りなど、いろんな工夫に注目が集まっています。ずっと長く暮らすマイホームですから、将来を見据えた家づくりにも取り組んでいきたいところ。ぜひ家づくりのプロのアドバイスも参考にしながら、最適な住まい探しに取り組んでみてください。

ヘスタホームは、バリアフリー住宅やユニバーサルデザインに関する実績とノウハウも豊富です。興味があれば、何でも気軽に相談してみてください。